トヨタ自動車が、2024年の全世界でのトヨタ単独(トヨタ・レクサスブランドの合計)の生産台数計画を、従来計画より50万~60万台程度引き下げ、約980万台に修正したことがわかった。計画通りだと、前年実績(23年は1003万台)を4年ぶりに下回ることになる。
計画は、取引先の部品メーカーなどに「目安」として伝えた。
日本国内での生産は、30万台ほど引き下げ、約320万台とした。「型式指定」をめぐる認証不正や、リコールに伴う生産停止があったほか、こうした問題への対応で稼働時間を短縮している影響などがある。海外でも、中国やタイなどで、計画を下回る状況が続いている。
7月に発表した1~6月のトヨタ単独の世界生産台数は464万台(前年同期比5%減)で、そのうち国内生産は150万台(同8%減)だった。